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トルコ共和国建国90周年記念 第61回トルコの夕べ(11/27)開催のお知らせ

トルコ共和国建国90周年記念 第61回トルコの夕べ(11/27)開催のお知らせ

「共和国トルコが引き継いだオスマンの遺産」
講師:新井政美 東京外国語大学大学院教授
 
本年10月29日に、トルコ共和国は建国90周年を迎えました。

第61回「トルコの夕べ」では、新井政美先生をお迎えし、

「共和国トルコが引き継いだオスマンの遺産」をテーマにご講演を頂き、

共和国史とその背景についての理解を深めたいと思います。

《講演内容》
多宗教・多言語のイスラム国家オスマンが滅亡し、その燻る灰の中から

近代的国民国家トルコが不死鳥のように誕生したというのが、ある時期まで

喧伝されていたステレオタイプでした。

しかし今では、トルコ共和国がさまざまな点でオスマン末期からの連続性の中で生まれ、

発展したことが確認されています。ただ、トルコ共和国の公的な歴史観は、

長く共和国誕生をトルコ史の画期であると強調し、

オスマンとの断絶の面を、やや過大に評価する傾向があったようです。

今回の講演では、ナショナリズムとイスラムの問題に焦点を絞って、

共和国トルコがオスマンから引き継いだ遺産の取り扱いをめぐっていかに迷走してきたか、

しかしその迷走の果てに、優れた調整能力を発揮しかけているようにも見えることをお話ししてみたいと思います。

《講師紹介》
新井政美(あらい・まさみ)
1953年生まれ。東京大学文学部卒業。
東京大学大学院博士課程在学中の1979年から2年間、文部省(当時)給費留学生としてイスタンブル大学に留学。
大阪市立大学文学部助教授等を経て、現在東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。
著書に『青年トルコ時代のトルコ・ナショナリズム』(Leiden/Istanbul)、『トルコ近現代史――イスラム国家から国民国家へ――』(みすず書房)、『オスマンvs.ヨーロッパ――《トルコの脅威》とは何だったのか――』(講談社選書メチエ)、『オスマン帝国はなぜ崩壊したのか』(青土社)、『イスラムと近代化--共和国トルコの苦闘』(講談社選書メチエ)、『父は信長』(講談社/学陽書房)、訳書にジェム・ベハール『トルコ音楽にみる伝統と近代』(東海大学出版会)がある。

【 記 】
日 時: 2013年11月27日(水) 18時受付開始 
講演会 18:30〜19:30  懇親会 19:45〜21:00
場 所: 伊藤忠ビル(東京都港区北青山2-5-1   東京メトロ銀座線 外苑前駅4a出口すぐ) 

申 込: 日本・トルコ協会事務局へ、文書(電子メール)にて、下記事項(【1】〜【5】)を明記の上、 11月25日(月) までに事務局へご送付下さい。お申込を頂いた方には、申し込み受付のご連絡と当日のご案内を送付致します。【事務局 電子メール info@tkjts.jp

【1】件名に「トルコの夕べ(11/27)参加希望」と明記をお願いします。
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*お申込いただいた方には、折り返し、申込確認のご連絡を致します。
*無断でのキャンセルされた場合は会費を申し受ける場合がございます。ご了承下さい。

会 費: 会員およびその家族3,000円、一般4,000円

*当日はお釣りのないよう、ご準備をお願い致します。
*講演会のみ出席ご希望の場合は、申込時にお申し出下さい。(講演会のみのご参加:1,000円)
★【注意事項】 セキュリティーの都合上、必ず事前にお申し込み下さい。