ビザンチンの皇帝たちは給水施設の建設に力を注ぎ、広大な設備を整えた。
黒海に近いベルグの森の豊富な水源から貯水池に水を引き、配水管や水道橋を使い都市の貯水槽へためた。オスマン帝国のスルタンたちは市街地にたくさんの泉亭をつくり、水道橋や貯水池の組織網をさらに発達させた。その貯水池の中でもイェレバタン・サライは最も大規模で立派なものであり、ビザンチン時代の中心地にある。現在内部は照明がなされ足場板が渡されて、くまなく歩けるようになっている。