首相官邸ホームページ掲載の「日・トルコ友好物語2014 国交樹立90周年」を視聴することができます。
アブドゥッラー・ギュル大統領閣下の来日 アブドゥッラー・ギュル トルコ共和国大統領が2008年6月4日より8日まで、6月4日~8日に公式実務訪問賓客で夫人と共に来日されました。 ギュル大統領は、天皇皇后両陛下とのご会見、福田康夫内閣総理大臣との首脳対談、国会議員、財界のトップ達と会合を行なったほか、経済フォーラム、ダンス公演、写真展、衣装展など来日記念行事に参加、また、トルコの大統領として初めて両国の友好の発祥地である串本を訪問し、エルトゥールル号殉難兵士慰霊式典に参列しました。 「2010年トルコにおける日本年」の成功にむけて協力を約束し、同年を日本トルコ観光交流年として両国民の往来を活発化することについてすることを首脳会談にて合意したそうです。今訪問は両国間初の二国間公式訪問で、日本トルコ友好史上、非常に意義深く実りあるものでした。 >>関連情報はこちら カマン・カレホユック遺跡発掘調査 (財)中近東文化センター 日本アナトリア考古学研究所(大村幸弘所長)は1986年からカマン・カレホユック遺跡の発掘調査を行なっています。この遺跡は首都アンカラの南東100キロに位置する遺丘で、8000年前までの層があります。この調査の名誉発掘隊長は三笠宮殿下で、「世界史の再構築」と「暗黒時代の解明」「鋼の発見」に関して期待されています。世界中の専門家と地元のチャウルカン村の人々も共同で発掘調査をしており、国際交流の場ともなっています。 2005年9月30日に研究棟・収納棟落成式典が、寬仁親王殿下、彬子女王殿下ご臨席の下、盛大に行なわれました。トルコ側はエルドアン首相をはじめ、閣僚やクルシェヒル県知事、関係者などが参加し、日本からの募金協力関係者251名とあわせ、総勢500名が祝福しました。 2008年4月25日には、日本のODAで建設される「博物館」の起工式が行なわれました。研究所の敷地内には、日本庭園「三笠宮記念庭園」があり、トルコの人々の憩いの場で、年間2~3万人が訪れるとか。日ト友好のシンボルといえるでしょう。 トルコ北西部(マルマラ)大地震 1999年8月17日、トルコ北西部を死者約2万人という甚大な被害をもたらした大地震が襲いました。世界の中でも最初に日本の緊急援助隊が現場へ飛び、被災者の救援活動を行い、現地の日本人社会も、救援物資を運ぶなど、援助に努めました。日本では各新聞やテレビ局などが義捐金を募り、海上自衛隊は、阪神大震災の中古仮設住宅500戸の輸送「ブルーフェニックス大作戦」を展開しました。これらの仮設住宅は、アダパザルの「トルコ・日本村」に設置され、JICAのシニア・ボランティアの方が、村の管理人役を務めました。(現在、トルコ・日本村はありません) *(「協会の様々な活動」) 今でも、日本はトルコに対し、災害関連の技術協力や情報提供を行なっており、地震を通しての交流が続いています。当協会も微力ながら支援に努めました。 世界国際博覧会「愛知・地球博」 2005年に開催された世界国際博覧会「愛知・地球博」。 「自然における芸術、芸術における自然」がテーマのトルコ・パビリオンは、トルコを代表する建築家ヒルミ・ムハッレム氏の設計で、本国からの歴史的・文化的価値のある逸品が公開展示されました。「自然の叡智賞」金賞(Bカテゴリー)を受賞し、トルコ館への来館者は366万人を超え、大変高い評価を受けました。 8月2日に行われた「トルコ共和国ナショナルデー」のイベントには、寬仁親王殿下と彬子女王殿下がご臨席になり、トルコ館をご見学になり、トルコからはベシル・アタライ国務大臣が来日しました。 なお、トルコの万博フレンドシップ・パートナーは東海市がつとめ、これをきっかけに2006年にブルサ市と姉妹都市提携を結びました。 エルドアン首相の来日 2004年4月、エルドアン首相夫妻が約300名の官民の随行団と共に公式実務訪問で来日しました。トルコ首相の訪日は9年ぶりで、当協会は年次総会兼首相歓迎レセプションを首相夫妻と4大臣夫妻、ウナイドゥン大使、トルコ大国民議会議員、財界の方々を招いて盛大に歓待しました。このとき、エルドアン首相からは三笠宮殿下へ、「日本におけるトルコ年」でのご尽力に対し、記念メダルが贈呈されました。 エルドアン首相は東京のほか、名古屋と大阪を訪問し、政財界の要人との面談や産業施設見学など、4日間の滞在日程を精力的にこなされました。またの来日が期待されます。 エルトゥールル号遭難115周年追悼祭 2005年11月11日に和歌山県の串本町で、護衛艦まつゆき艦上で洋上式典、大島の慰霊碑で高円宮妃殿下がご臨席の下、陸上式典が開催されました。カラハンオール海軍総司令官やトルコ軍関係者、齋藤隆海上幕僚長、ウナイドゥン駐日トルコ大使、松原繁樹串本町長、各国大使・駐在武官、トルコ関係者などが列席しました。 串本町では「日本・トルコ友好115周年記念祭」が開催され、文化交流事業では、写真家の桑原靖氏、平早勉氏の写真展、エキレキリ姉弟のエブル展、当協会の「日本とトルコ 外交を彩った人びと」パネル展示、トルコ料理教室などが行なわれました。また、記念音楽祭では、会員の藤原良行サズ奏者によるトルコ音楽の演奏が行なわれ、好評を博しました。 小泉純一郎総理のトルコ訪問「親日国トルコを大切にする外交」 小泉総理は、2006年1月9日から12日まで、1990年の海部総理以来2人目の現職総理によるトルコ訪問を果たしました。アンカラではセゼル大統領、エルドアン首相、トルコ商工会議所会頭と会談し、土日基金文化センター、アナトリア文明博物館を視察し、イスタンブルでは邦人代表との懇談、ボスポラス海峡横断地下鉄工事現場視察、イスタンブル旧市街視察、NTV局インタビュー、1985年のイラン・イラク戦争時の邦人救援機のオズデミル副機長との対面など、精力的に公務をこなされました。トルコ側は熱狂的な歓迎振りで、現地メディアの報道合戦からもそれが窺われました。
アブドゥッラー・ギュル トルコ共和国大統領が2008年6月4日より8日まで、6月4日~8日に公式実務訪問賓客で夫人と共に来日されました。 ギュル大統領は、天皇皇后両陛下とのご会見、福田康夫内閣総理大臣との首脳対談、国会議員、財界のトップ達と会合を行なったほか、経済フォーラム、ダンス公演、写真展、衣装展など来日記念行事に参加、また、トルコの大統領として初めて両国の友好の発祥地である串本を訪問し、エルトゥールル号殉難兵士慰霊式典に参列しました。 「2010年トルコにおける日本年」の成功にむけて協力を約束し、同年を日本トルコ観光交流年として両国民の往来を活発化することについてすることを首脳会談にて合意したそうです。今訪問は両国間初の二国間公式訪問で、日本トルコ友好史上、非常に意義深く実りあるものでした。 >>関連情報はこちら
(財)中近東文化センター 日本アナトリア考古学研究所(大村幸弘所長)は1986年からカマン・カレホユック遺跡の発掘調査を行なっています。この遺跡は首都アンカラの南東100キロに位置する遺丘で、8000年前までの層があります。この調査の名誉発掘隊長は三笠宮殿下で、「世界史の再構築」と「暗黒時代の解明」「鋼の発見」に関して期待されています。世界中の専門家と地元のチャウルカン村の人々も共同で発掘調査をしており、国際交流の場ともなっています。 2005年9月30日に研究棟・収納棟落成式典が、寬仁親王殿下、彬子女王殿下ご臨席の下、盛大に行なわれました。トルコ側はエルドアン首相をはじめ、閣僚やクルシェヒル県知事、関係者などが参加し、日本からの募金協力関係者251名とあわせ、総勢500名が祝福しました。 2008年4月25日には、日本のODAで建設される「博物館」の起工式が行なわれました。研究所の敷地内には、日本庭園「三笠宮記念庭園」があり、トルコの人々の憩いの場で、年間2~3万人が訪れるとか。日ト友好のシンボルといえるでしょう。
1999年8月17日、トルコ北西部を死者約2万人という甚大な被害をもたらした大地震が襲いました。世界の中でも最初に日本の緊急援助隊が現場へ飛び、被災者の救援活動を行い、現地の日本人社会も、救援物資を運ぶなど、援助に努めました。日本では各新聞やテレビ局などが義捐金を募り、海上自衛隊は、阪神大震災の中古仮設住宅500戸の輸送「ブルーフェニックス大作戦」を展開しました。これらの仮設住宅は、アダパザルの「トルコ・日本村」に設置され、JICAのシニア・ボランティアの方が、村の管理人役を務めました。(現在、トルコ・日本村はありません) *(「協会の様々な活動」) 今でも、日本はトルコに対し、災害関連の技術協力や情報提供を行なっており、地震を通しての交流が続いています。当協会も微力ながら支援に努めました。
2005年に開催された世界国際博覧会「愛知・地球博」。 「自然における芸術、芸術における自然」がテーマのトルコ・パビリオンは、トルコを代表する建築家ヒルミ・ムハッレム氏の設計で、本国からの歴史的・文化的価値のある逸品が公開展示されました。「自然の叡智賞」金賞(Bカテゴリー)を受賞し、トルコ館への来館者は366万人を超え、大変高い評価を受けました。 8月2日に行われた「トルコ共和国ナショナルデー」のイベントには、寬仁親王殿下と彬子女王殿下がご臨席になり、トルコ館をご見学になり、トルコからはベシル・アタライ国務大臣が来日しました。 なお、トルコの万博フレンドシップ・パートナーは東海市がつとめ、これをきっかけに2006年にブルサ市と姉妹都市提携を結びました。
2004年4月、エルドアン首相夫妻が約300名の官民の随行団と共に公式実務訪問で来日しました。トルコ首相の訪日は9年ぶりで、当協会は年次総会兼首相歓迎レセプションを首相夫妻と4大臣夫妻、ウナイドゥン大使、トルコ大国民議会議員、財界の方々を招いて盛大に歓待しました。このとき、エルドアン首相からは三笠宮殿下へ、「日本におけるトルコ年」でのご尽力に対し、記念メダルが贈呈されました。 エルドアン首相は東京のほか、名古屋と大阪を訪問し、政財界の要人との面談や産業施設見学など、4日間の滞在日程を精力的にこなされました。またの来日が期待されます。
2005年11月11日に和歌山県の串本町で、護衛艦まつゆき艦上で洋上式典、大島の慰霊碑で高円宮妃殿下がご臨席の下、陸上式典が開催されました。カラハンオール海軍総司令官やトルコ軍関係者、齋藤隆海上幕僚長、ウナイドゥン駐日トルコ大使、松原繁樹串本町長、各国大使・駐在武官、トルコ関係者などが列席しました。 串本町では「日本・トルコ友好115周年記念祭」が開催され、文化交流事業では、写真家の桑原靖氏、平早勉氏の写真展、エキレキリ姉弟のエブル展、当協会の「日本とトルコ 外交を彩った人びと」パネル展示、トルコ料理教室などが行なわれました。また、記念音楽祭では、会員の藤原良行サズ奏者によるトルコ音楽の演奏が行なわれ、好評を博しました。
小泉総理は、2006年1月9日から12日まで、1990年の海部総理以来2人目の現職総理によるトルコ訪問を果たしました。アンカラではセゼル大統領、エルドアン首相、トルコ商工会議所会頭と会談し、土日基金文化センター、アナトリア文明博物館を視察し、イスタンブルでは邦人代表との懇談、ボスポラス海峡横断地下鉄工事現場視察、イスタンブル旧市街視察、NTV局インタビュー、1985年のイラン・イラク戦争時の邦人救援機のオズデミル副機長との対面など、精力的に公務をこなされました。トルコ側は熱狂的な歓迎振りで、現地メディアの報道合戦からもそれが窺われました。