「日本とトルコ 友好の架け橋 ~エルトゥールル号回顧展~」を共催
2007年10月6日から2008年2月17日まで、中近東文化センター、串本町、当協会の共催で「日本とトルコ 友好の架け橋~エルトゥールル号回顧展~」を中近東文化センターにて開催しました。会期中は、講演会「明治の新聞にみるエルトゥールル号遭難記事をめぐって」(牟田口義郎 中近東文化センター理事長)、「イランからの脱出:日本人を救出したトルコ航空」(2007.10.28.)、「トルコ料理は世界の三大料理か?トルコから世界に発信されたもの」(2007.11.11.)「トルコはEUに入れるか、否か」(2008.1.27.)、「トルコのものさし、日本のものさし~トルコと日本の異文化交流接点を探る」(2008.2.10.)を開催しました。また、トルコ民族楽器コンサート「トルコ音楽へのいざない」(サズ奏者 藤井良行、パーカッション立岩潤三)、記念トルコ料理教室や串本町の物産展なども行いました。
創立80周年記念行事
2006年は創立80周年にあたり、様々な記念行事を法人会員企業7社の特別協賛を得て実施しました。5月19日の年次総会では、寬仁親王殿下に「アナトリア考古学研究所について」をテーマにご講演をいただき、大村幸弘アナトリア考古学研究所長からは「なぜ日本がトルコで発掘調査をし、研究所を建設しなければならないか」をテーマに報告がありました。
9月にはトルコへの記念ツアーを組み、澤田浩常任理事を団長、田中英雄監事を副団長として、大川博通常任理事をふくむ会員11名がトルコへ友好親善訪問を行い、関係者との意見交換、日本・トルコ関連機関の訪問、名所旧跡の見学などを行いました。
11月はシンポジウム「21世紀の日本・トルコ関係~世界平和の礎に~」を国際交流基金の助成を受け、実施しました。また、2008年5月末には、「日本・トルコ協会70年史」の補遺版を発行することになりました。
エルドアン首相来日歓迎レセプション
2004年4月13日に年次総会兼エルドアン首相夫妻首相歓迎レセプションでババジャン経済担当大臣夫妻、ユルドゥルム保健大臣夫妻、アクダー運輸大臣夫妻、ムムジュ文化観光大臣夫妻、トルコ大国民議会議員、ウナイドゥン駐日トルコ共和国大使、トルコ大国民議会議員、財界などの関係の方々、阿部知之駐トルコ大使夫妻をお迎えし、開催しました。エルドアン首相からは三笠宮殿下へ、「日本におけるトルコ年」でのご尽力に対し、感謝の気持ちがこめられた記念メダルが贈呈されました。また、会員はじめ列席者に対し、「イスタンブル・サーゼンレリ」によるトルコ伝統音楽コンサートのプレゼントがありました。
「2003年日本におけるトルコ年」記念イヴェント
2003年2月17日から2004年5月末まで開催された「日本におけるトルコ年」。「トルコ三大文明展」が東京都美術館での会期中に、NHKと共催で、講演会「大人も子どもも楽しめるトルコの笑い話」を4回、コンサート「カーヌーンとトルコ古典音楽の夕べ」を1回、開催しました。
また、横浜の山手イタリア山庭園内にある「外交官の家」(日土協会初代会長で大使を務めた内田定槌氏の邸宅を移築したもの)で、日本とトルコの友好史のパネル展「日本とトルコ 外交を彩った人びと」を開催しました。三笠宮殿下ご臨席の下、オープニングでは、記念講演会を行いました。9,880人の方々にご観覧いただきました。
>> 「外交官の家」 横浜市緑の協会 ホームページ
トルコ北西部大地震(マルマラ地震)へのサポート
1999年8月17日、トルコ北西部を死者約2万人という甚大な被害をもたらした大地震が襲いました。
当協会はシンポジウム、報告会等を実施して理解に努めるともに、催しの際に集めた参加費をトルコ共和国大使館への寄付を通して支援を行いました。また、アダパザルにエンカ財閥が被災児たちのために設立した「アダパザル・エンカ学校」に書籍や図書館の備品を寄贈しました。同校の科学教室は「日本の友好の部屋」と呼ばれ、多くの団体や個人の寄付で建てられた図書館のプレートにも当協会の名前が刻まれています。
米倉功会長がトルコ共和国より「功労勲章」を授賞
1999年5月31日、トルコ共和国政府は米倉功会長に対し、日本とトルコの相互理解および友好親善に寄与した功績を称え、外国人に対して与えられる三種類の最高勲章のひとつである功労勲章(Liyakat Nişanı)を授与しました。授与式は寬仁親王同妃両殿下ご臨席の下、トルコ共和国大使公邸にて開催され、米倉会長は大勢の列席者の祝福を受けました。また、永田雄三・明治大学教授(会員、現・常任理事)にもトルコ研究の功績を称え、同章が授与されました。
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