2023年6月17日開催
第279回 アナトリア学勉強会のご案内(Zoomライブ配信)
先日のアナトリア学勉強会に引き続き、第14次ビュクリュカレ発掘調査のまとめを松村公仁隊長が現地から報告します。
皆様のご参加をお待ちしております。
(公財)中近東文化センター附属
アナトリア考古学研究所
大村 幸弘
日 時: 2023年6月17日(土) 午後6時~午後7時(日本時間)
参加方法:Zoomライブ配信
※ビュクリュカレ遺跡(トルコ共和国)からの配信となるため、ネット環境が不安定になる場合があります。途中、配信に不具合がおこる可能性もありますので、予めご了承下さいますようお願い申し上げます。
発 表:「第14次ビュクリュカレ発掘調査最終報告(2023年)ー現場中継」
「4月26日に開始した第14次ビュクリュカレ遺跡発掘調査も終了に近づきました。今回の勉強会では、今年度の調査結果をお話します。今シーズン掲げた調査目的は二つありました。一つは、粘土板文書、印影、他の出土遺物からヒッタイト時代を復元することでした。前回お伝えしたように粘土板が一点出土しており、その解読を現在行っているところです。粘土板は最初の段落がヒッタイト語で、そして本文の呪術儀礼の部分がミタンニ王国の言語フリ語で書かれています。粘土板には王がお祭りの際に訪れるカタパという重要な都市名も書かれています。さらに人名のリストがあることです。またアマルナ文書にも登場するエジプトとも関係を持った西アナトリアの強国アルザワの王名も書かれている可能性もあり、まさにヒッタイト、ミタンニ、アルザワ、そしてエジプトにまつわる当時の国際情勢に光を当てられるのではと期待しています。二つ目は、ヒッタイト時代の断片的に検出されている建築遺構をつなぎ合わせ当時の建物の全体像を復元することでした。これについては鉄器時代の城壁を外して、その下に壊れずに残っていた建築遺構が見つかったことでかなりの部分がはっきりしてきました。」
発表者:松村公仁(まつむら・きみよし)アナトリア考古学研究所研究員、ビュクリュカレ遺跡発掘隊長
定 員:300名(先着順)
<申込要領>
*アナトリア考古学研究所 ( tokyo@jiaa-kaman.org )へ電子メールにて、6月14日(水)までにお申し込みください。
*申込メールは、件名を「第279回アナトリア学勉強会」とし、
本文に ①氏名 ②所属(一般/学生 , 大学・所属団体等) ③E-MAIL ④電話番号 を入力下さい。
注意:現在、当研究所のアドレスより hotmail と outlook、infoseek にはメールを送信することができません。他のアドレスよりお申し込みをお願いいたします。
*お申し込みを確認後、受付完了のメール(tokyo@jiaa-kaman.org のアドレスより返信)をお送りします。
受付完了メールを以って、参加可能となります。ネット不具合等の場合もありますので、
3日経っても当研究所よりメールが届かない場合は、再度メールにてお問い合わせください。
*なお、今回はZoomライブ配信のみとなりますのでご注意下さい。
*Zoomライブ配信によるアナトリア学勉強会の動画の公開が始まりました。第278回アナトリア学勉強会の動画を公開しています。< http://www.jiaa-kaman.org/jp/seminar-m.html#220610>
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(公財) 中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所
〒181-0015 東京都三鷹市大沢3-10-31 開館日:月・火・水・金
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E-mail: tokyo@jiaa-kaman.org
http://www.jiaa-kaman.org/
※お問い合わせ等は上記メールアドレスにお願い致します。