1928年にイスタンブールで生まれたアラ・ギュレル氏はトルコの写真家の第一人者です。創造力豊かな写真家として知られ国際的な名声を得ています。1961年にはイギリスで発行されるイギリス写真ジャーナル年鑑がギュレル氏を世界最高の写真家7人のうちの一人と認め、同年、アメリカのメディア写真家協会(ASMP)のメンバーに加えられた唯一のトルコ人となりました。1962年にはドイツの「マスター・オブ・ライカ」の称号を与えられ、同年、写真界で当時もっとも重要な出版物であった雑誌「Camera」が彼の特集を組みました。近年では、2002年にフランス政府からレジオン・ドヌール勲章(文化芸術部門)を、2009年にはパリ市によって「パリ市名誉市民賞」を授与されました。2005年にはトルコ大統領府より文化芸術大賞を授与され、2008年にはトルコ共和国文化観光省の文化芸術貢献賞、2009年にはトルコ大国民議会から優秀貢献賞、同年アメリカでルーシー財団の永世栄誉賞、2011年にはトルコ共和国文化観光省の文化芸術大賞を授与されました。ギュレル氏90歳の誕生日である2018年8月16日にはアラ・ギュレル博物館とアラ・ギュレル・アーカイブ及び研究センターが開館しましたが、同年10月17日に亡くなりました。
日本で初開催の「アラ・ギュレル」写真展に是非お立ち寄り下さい。
日時:2019年7月1日(月)~10日(水) 10:00-15:00 (閉門15:30)
会場:東福寺 大慧殿(京都府京都市東山区本町15丁目778)