来る10月27日に大村幸弘(公財)中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所所長をお招きし、「第78回トルコの夕べ」をオンライン(ZOOM)で開催致します。中央アナトリア地方にある(公財)中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所に隣接する「三笠宮記念庭園」と繋いで現地の様子をお伝え頂きます。
三笠宮記念庭園はカマン・カレホユック遺跡発掘開始にあたりトルコをご訪問になった三笠宮殿下を記念するとともに、地域住民の憩いの場として1993年に開園したトルコ随一の日本庭園です。
皆様のご参加をお待ちしております。
【 記 】
■テーマ
「持続可能な地域社会を目指して — トルコ 三笠宮記念庭園の国際親善と国際貢献」
■講師
大村幸弘氏 (公財)中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所所長
■日時
2021年10月27日(水)18:30〜19:30
■申込
事務局へ電子メール(info@tkjts.jp)にて、件名に「トルコの夕べ(10/27)」、本文に下記事項を明記の上、10月22日(金)までにお申し込み下さい。
*事務局からの返信がない場合は、お知らせ下さいますようお願い致します。
①氏名 ②所属(社名・所属団体・役職等)③E-MAIL ④電話番号
■参加費
日本・トルコ協会 役員/法人会員/個人会員:無料、 一般:2,000円
■定 員
100名程度(先着順)
■注意事項
本セミナーの録画、録音、撮影は硬くお断りいたします。
【講師紹介】
大村幸弘氏 (公財)中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所所長
1946年、岩手県、盛岡市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。トルコ共和国アンカラ大学言語・歴史・地理学部中近東考古学科博士課程修了。専門は、中近東考古学。72年以来、エジプト、トルコの発掘調査に従事。トルコのコルジュテペ、コンヤ・カラホユック、アンジョズ遺跡では、ヒッタイト、アッシリア商人の文化層を調査。85年からトルコ中央部のカマン・カレホユック遺跡発掘調査を指揮。古代中近東世界でこれまで未解明と言われてきた『暗黒時代』、『鉄器時代』の開始時期等をカマンの発掘調査を通して解明の糸口を探っている。2009年からはさらに、ヤッスホユック遺跡、ビュクリュカレ遺跡発掘調査の総指揮を取り、ヒッタイト帝国に最も影響を与えたと言われるアッシリア商人のアナトリアにおける経済活動、『鉄と軽戦車』を駆使してエジプトと対峙したヒッタイト帝国の興亡の背景を探る。現在、(公財)中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所所長。
主著『鉄を生みだした帝国—ヒッタイト発掘』(日本放送出版協会)(第三回講談社ノンフィクション賞)、『アナトリア発掘記—カマン・カレホユック遺跡の二十年』(日本放送出版協会)(第二回パピルス賞)等。